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小林よしのり
2016.5.6 02:37日々の出来事

紙媒体を通して伝わる感性の不思議


幻冬舎の『民主主義という病い』の紙焼きが出て、最終修正に

一日費やしたため、『大東亜論』のペン入れが土曜日いっぱい

では終わらない見込みが出てきた。

月曜いっぱいまでかかるかもしれない。

担当氏には月曜夜に、原稿とコンテをピックアップしてほしい。

 

わしは今日も『おぼっちゃまくん』のシナリオ、まだコンテには

行かない。

昨日もやったが、ギャグは妄想の世界なので、出しては捨て、

出しては捨ての連続だ。

スタッフに確認しておくが、カラー扉1ページと、一色32ページ

(左ページ始まりで右ページ終わり)の「合計33ページ」だそうだ。

 

SAPIO」連載中の『大東亜論』の感想が、MLやライジングの

コメント欄で語られると、注目してしまう。

わしの思惑を見事に見破っているコメントがあると、感心すると

同時に、人の気持ちが紙媒体を通して伝わることが、不思議な

気がしてしまう。

当たり前なのかもしれないが、生まれも育ちも違うのに、感性が

伝わるって不思議だ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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